ゴマモンガラは意外と知られていない危険生物
沖縄の海はとても美しく、泳いでいる魚達もカラフルでとてもキレイな魚ばかりです。しかし中には近づいてはいけない危険は魚もいることを肝に銘じておきましょう。今回はダイバーの中ではサメよりも恐れられているとも言われるゴマモンガラをご紹介します。
ゴマモンガラはモンガラカワハギ科で最大の種。沖縄の有名なシュノーケリングポイントでは必ずといっていいほど出遭ってしまう魚です。ゴマモンガラは海の底にいることが多く、表層から中層を泳いでいることは滅多にありません。底に落ちている珊瑚などを口でくわえてなにやらやってる姿をよく見ます。
食性は雑食。甲殻類、貝類、ウニ、さらにはサンゴまで食べます。
ゴマモンガラはなにが危険なの?
たしかに体は大きく(50㎝程度)怖い顔をしていますが、一見危険生物には見えません。本土では見られない珍しい魚ですのでシュノーケリング初心者の方は近づいてしまいがちです。しかし実はとっても危険な生物なんですよ。
何が危険かって、テリトリーに侵入すると襲ってきて噛まれるんです。貝や珊瑚も噛み砕く頑丈な顎とこのするどい歯で。
過去にはこんな事例があります。
- 噛まれて指を失った
- ウェットスーツを引きちぎられた
- 腕を噛まれて血が止まらなくなった
- 頭突きをされてあざができた
YouTubeにはゴマモンガラに襲われた人達の動画が多数アップされています。
海には様々な危険生物がいますが、基本的にはこちらが攻撃しない限り襲われることはありません。しかし動画を見てお気付きかと思いますが、ゴマモンガラはむこうから襲ってきます。プロのダイバーの中では「サメよりも怖い」と言われる方もいるほど。とくに6月~8月の産卵後の巣を守る親は攻撃的なので要注意です。
かと言って産卵期以外でも縄張りに入ると襲ってくることがあるため、ゴマモンガラを見つけたら近づかず速やかに撤退!が鉄則です。こんな魚を見つけたら注意してくださいね。