沖縄県宮古島でのシュノーケリングに憧れて、宮古島のスローライフに憧れて・・・そんな釣りバカのブログです。

台湾でレンタカーを10日間運転してみたら思ったより怖くなかった

これから台湾でレンタカーを借りて運転しようと考えている方へ。私が実際に10日間の滞在で運転してみて気付いたことや思ったことをシェアさせていただきます。

台湾での運転に国際免許証は不要

まずは台湾で車を運転するために最低限必要なものを準備しましょう。海外で運転するとなると基本的には国際免許証が必要になるのですが、台湾の場合は不要です。その代わりに日本の免許証の中国語翻訳文というものが必要になります。その名の通り日本の免許証を中国語に翻訳しただけの文章。台湾で運転する際は日本の免許証と一緒に中国語翻訳文を携帯しなければなりません。

こんなやつです。A4サイズの紙が2枚、ホッチキスでとめられています。

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取得の手順自体はとっても簡単。以下の3点を用意して最寄のJAFに行き「中国語翻訳文ください」って言うだけです。

ただ、発行されて手元に届くまでに1習慣程かかりますので、日程に余裕を持って申請する必要があります。詳しくはJAFのWEBサイトをご覧ください。なぜ警察ではなくJAFなのかが疑問・・。

多くの場合、土地勘も無く言葉も通じない異国の地でレンタカーを運転するというと驚かれますが、実際にやってみるとそれほどハードルは高くありません。海外でも使えるポケットWi-Fiをレンタルし、スマホでGoogle Mapにアクセスすれば日本語で丁寧に道案内してくれます。

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空港でのレンタカーの受付について

台湾でレンタカーを借りる場合、基本的には台湾の空港(台北・高雄)での引き渡しになることが多いと思います。しかし慣れない海外の空港でレンタカー会社の受付カウンターを探すのはけっこう難しいですよね。そんな時は空港内のサービスセンターに聞いてみましょう。中国文で「旅客服務中心」という所です。中国語は漢字なのでなんとなく意味が分かるのが有難いですね。

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サービスセンターには日本語が話せる方がいます。お隣の国ですし、日本人観光客も多いのでしょう。レンタカーの予約書などを見せながらレンタカー会社の場所を尋ねてみてください。私の場合は、レンタカーの予約書を見せるなり「ちょっとお待ちください」と言われてどこかに電話をかけてくれ、わざわざレンタカー会社のスタッフを呼んでくれました。あとはそのスタッフについて歩き、レンタルする車のもとまで無事にたどり着くことができました。

レンタカー会社のスタッフさんは日本語が話せません。英語も中国語も分からない私に身振り手振りとっても丁寧に説明してくれました。感謝です。

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無事に車をレンタルすることができました。ちなみに私は海外でレンタカーを予約する際にRentalcars.comというサイトで手配しています。

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台湾の運転は左ハンドル・右側通行!でも30分で慣れます

レンタルする車まで案内されてびっくりしたのはトヨタ車なのに左ハンドルだったこと。

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台湾では日本と違って左ハンドルが一般的なようです。これは聞いた話なので本当かどうかは分かりませんが、台湾では輸入に関する法律で右ハンドル車の輸入を禁止しているらしいです。確かに台湾滞在中に一度も右ハンドルの車を見なかったような。乗用車から軽トラックまで、全て左ハンドルでした。

と言うことはつまり、台湾は右側通行だと言うことです。これは知らなかったのでちょっと焦りました。左ハンドルの車を運転したことはありましたが、右側斜線を運転するのは今回が初めてになります。間違えて逆送してしまわないだろうか・・不安は拭えませんでした。

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案の定、実際に車を運転してみるとウィンカーと間違えてワイパーを動かしてしまったり(左ハンドルあるある)2回ほど左斜線を走りそうになりましたが、左ハンドル・右側通行には30分もあればすぐに慣れます。思っていたより全然怖くありません。唯一、見通しの悪い交差点などで右左折するときの左右の確認をしていると、どっちから車が来るのかが一瞬分からなくなり頭で考えなければならないことは滞在中の10日間でしょっちゅうありました。いずれにしてもしっかりと左右の安全確認をすればよいことです。

台湾はバイク・スクーターが多い

おそらくこの記事をご覧いただいている方であれば台湾の交通事情などについてある程度の情報を得ているかと思いますが、あなたがイメージされている通り台湾の道路にはバイクやスクーターが非常に多いです。

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バイク専用の斜線があったり、交差点にはバイク専用の停車位置があるほど。白癬でバイクの絵が描かれているので分かりやすいです。信号待ちしているとあっという間に目の前がスクーターだらけに・・。

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バイクの交通ルールのほうは詳しく分かりませんが、日本ではまず見られない乗り方をしている人達がたくさんいます。これも日本では完全にアウトですね。最高4人+犬1匹で乗ってる人達もいました。ここまでくると曲芸です。

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台湾は交通ルールを無視する人が多い?

スクーターの信号無視は日常茶飯事に行われています。なんでも台湾では信号無視や駐車禁止などの交通違反では免許の点数が痛むことはなく、罰金を支払うだけの罪なのです。これはもう文化の違いというしかないと思うのですが、信号無視に対する罰則や意識が日本人に比べてとっても低いという印象。しかし多くの人が赤信号で減速してしっかりと左右の安全を確認した上で無視していますので安全です(笑)あれこれ構わずつっこんでくるような危険な暴走運転をする人は滅多に見かけませんでした。

注意すべきなのは、繁華街などの細い道を走るときです。渋滞でなかなか進まないような状況ではスクーターがするするとすり抜けながら追い越していきますので、接触しないように慎重に運転してください。

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中には道路の端を逆送してくるスクーターも。道路とお店の間にほとんどスペースがないような場所もたくさんありましたので、そのような道路を走る際は「かもしれない運転」を徹底してください。あのスクーターが逆送してくるかもしれない。あの店から人が飛び出してくるかもしれない・・。

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分かりやすい駐車禁止エリア

日本で普通自動車を買う(登録)する際には必ず車庫証明が必要になります。しかし台湾には車庫証明のようなものはないため道路の側道は駐車OKというのが台湾の人の感覚らしく、自宅に車庫がない場合は近くの道路の路側帯に車を駐停車しています。そのため道路の路肩に駐車している光景をよく見るのですが、もちろん駐車禁止エリアがありますのでご注意ください。

駐停車禁止場所は赤ラインが引かれているところです。とても分かりやすいですね。なので下の画像では白い車は駐車違反をしているということになります。

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下のように白いラインであれば駐車しても問題ありません。車を運転していてふと良さそうな風景やお店を見つけて立ち寄る際は、白いラインの路肩に停車しましょう。右側通行なので道路の右端に寄せるかたちで駐車します。

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台湾の高速道路は画期的すぎる

台湾を運転していて「これはいい!」と思ったことがあります。それは高速道路のセンサーゲートを通過することによって課金されるという仕組み。どういうことかと言うと台湾のレンタカーには「eTag」というバーコードが貼られており、高速道路のセンサーゲートを通過するごとに距離単位でどんどん課金されてきます。そしてレンタカー返却時に請求されます。

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夜間に走行すると分かりやすいのですが、センサーゲートを通過するたびに青い光がピカッと光ります。これはバーコードを読み取るためのものではなく、バーコードがない車のナンバープレートを読むためのものらしいのですが、ゲートを通過してピカッと光った瞬間に自動的に課金されていきますので日本の料金所のようにスピードを少しも落とす必要はなく、そもそも台湾の高速道路には料金所がありません。

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高速道路の料金は毎日20kmまで無料、以後1.3台湾ドル/km、200km以上1.0台湾ドル/kmととって安いです。例えば2017年1月現在のレート(1台湾ドル 3.6円)で計算してみますと、高速道路を300km走ったとしても300台湾ドル(1,080円)しかかかりません。ちょっとの移動でも高速道路に乗りたくなる金額ですね。レンタカー返却時に実際に利用した高速道路料金が請求されます。下の写真は私が5泊6日の台湾旅行で高速道路をフル活用した際の利用明細書。たったの198元(2017年3月現在の日本円で約700円)です。激安!

台湾のガソリンスタンドでガソリンを入れる際の注意点

台湾では日本と違って「ハイオク」や「レギュラー」という言葉がありません。そのため店員さんに「レギュラー」と言っても全く通じないのです。その代わりに「98」「95」「92」という表示があります。

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台湾で普通自動車をレンタルされた場合は「95」を入れてください。これが一般的にレギュラーと言われるものです。現地の言葉で「じょ~う~(95) じあ~まん(加満)」と言えば通じると思います。92は主にスクーター用のレギュラー。98は高級車用のガソリンで、日本で言うハイオクです。セルフスタンドは見かけませんでしたが、もしセルフスタンドがあったとしてもできるだけ利用しないほうがいいと思います。言葉が読めませんので店員さんに全て任せたほうが無難。

ちなみに私が借りたレンタカーは、受け渡しの状態でガソリンが半分しか入っていませんでした。なので返却時も半分でOKとのこと。日本では満タンで借りて満タンで返すというのが当たり前ですが、台湾では受け渡し時のガソリン量以上で返せばOKです。最初に満タンじゃなかった場合は満タンにして返却する必要はありません。

まとめ ~台湾でレンタカーを運転してみて~

右も左も分からないような慣れない土地で車を運転するというのは不安がありました。おそらく多くの日本人が持っているのと同じような偏見を私ももっており、海外の運転は荒そう・・当たり屋がいそう・・強引に割り込まなければならないのか・・など、台湾で車を運転することに対するイメージは非常に悪かったです。

しかし実際に運転してみて分かったのは、細かなルールは違っても運転すること自体は日本と変わらないということです。確かに左ハンドルで右側斜線を走行するのは慣れるまで違和感を感じますが、本当に30分で慣れます。あとは日本でも普段しているように安全確認を怠らず安全運転するだけです。

「信号無視するスクーター」と言葉にしてしまうとめちゃくちゃ危険な感じがするかもしれません。しかし実際はちゃんと左右を見てあきらかに誰も来ていないことを確認してから無視しています。ルールを破っていますので秩序を乱してはいるのですが、それが危険な行為かどうかというと決して危険ではありません。むしろあきらかに誰も来ていない赤信号に停止し続けていることは非効率なのかも。文化や価値観の違いによって私たち日本人が変に警戒しすぎているだけなような気がします。

ただ言うまでもありませんが、あなたは交通ルールを守って運転してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたのお役に立てましたらシェアをお願いします^^b

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