沖縄県宮古島でのシュノーケリングに憧れて、宮古島のスローライフに憧れて・・・そんな釣りバカのブログです。

AmazonBKKでピラルクを釣るなら餌撒きタイムで絶対にミスるな!

タイの釣り堀としては最も有名な釣り堀の1つに、AmazonBKK(アマゾンビーケーケー)という所があります。ここではその名の通りアマゾンにしか生息していない怪魚ピラルクを釣ることができるのが人気の理由。先日私も3回目の挑戦にしてようやくピラルクを釣り上げることができました。こんなふうに池の中でピラルクを抱いて写真を撮ってみたいと思いませんか?

AmazonBKKのピラルク

まずはAmazonBKKについて知ろう

アマゾンBKK

料金 : 1人2,500バーツ(日本円で約9,000円)
営業時間 : 7:00~18:00(開始時間はスタッフの気まぐれで8:00ぐらいになることもある)
駐車場 : 敷地内にあり

AmazonBKKは別名”アマゾンレイク”とも呼ばれ、アマゾン川に生息するピラルクやレッドテールキャットフィッシュやガーが管理されている釣り堀です。釣り料金が1人2,500バーツと高めの料金設定ということもあり、ここへ訪れる客のほとんどが日本人を含む外国人で現地の人はまず釣りに来ません。一度だけタイ人客に会ったことがありますがアッパークラスの人らしいという話を聞きました。また、平日に行けば混雑することもなく貸しきり状態ということも大いにあります。私はこれまで3回行ったことがありますが、ある日は午後から貸切、別の日は終日貸切状態でした。

魚の管理はかなり慎重かつ丁寧で、釣り上げた魚のランディングやルアー外しにいたるまで全てスタッフが慣れた手つきで行なってくれます。おそらく魚をなるべく傷つけないための配慮でしょう。そしてもちろんバーブレスフックの使用がルールです。さらに1つのルアーに対してトリプルフックは1つまでしか付けてはいけません。ピラルクやレッドテールはルアーを吸い込んでしまい口の奥のほうにがっつり刺さっていることが多いためこのようにフロントフックのみ使用します。フックは必ず太軸のものに変えておきましょう。ルアーを購入した際に元々ついているフックだと確実に一瞬で伸ばされます。

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交通面では少し不便です。バンコク市内からかなり離れていて車で約2時間ほど走らなければならないため、タクシーを利用するのは難しいかと。バンコクはタクシーだらけなので行きのタクシー(バンコクからAmazonBKKまで)はすぐに見つかりますが、AmazonBKKはかなり田舎にあります。タクシーなんて全く走っていないので帰りのタクシーをつかまえるのが難しいと思います。電話で呼ぶにしてもある程度タイ語が話せないと無理ですよね。そこで私は現地でレンタカーを借りて自走しています。カーナビはタイ語で意味不明なのでスマホと海外用ポケットWi-Fiを使ってGoogleMapに日本語で道案内してもらっています。

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世界中の釣り人が顧客のAmazonBKK。タイのフィッシングツアー各社には必ずと言っていいほどこの釣り場での釣りプランが設定されており、「古代魚ピラルクを釣ろう!」などのキャッチコピーでタイでのアマゾンレイクツアーが販売されています。レンタカーでの自走はちょっと・・という方はツアーやガイドを雇うのもアリだと思います。ただし料金設定は結構高め。1人8,000~10,000バーツというのが大体の相場になります。日本円にすると約30,000円以上。必ずピラルクが釣れるとは限りませんので1回の釣りに30,000円かけるのは結構勇気がいるかもしれません。もちろん人数が多ければ1人あたりの料金が割安になっていくので大人数で行かれると楽しいかもしれませんね。3人で行けば1人はピラルクが釣れると思います。

AmazonBKKでピラルクを釣るなら餌撒きチャンスタイムを狙え

ピラルクが釣れることで有名な釣り場ですが、当然ながら絶対に釣れるというわけではありません。数年前は比較的簡単に釣れたらしいのですが今は結構スレてしまっているようで、アマゾンの怪魚のイメージとは程遠くビッグベイトでバコバコ釣れるということは絶対になく、むしろビッグベイトを丸1日投げまくったとしても1回食ってくるかこないかぐらいのレベルで厳しいと思っておいたほうがいいです。なぜならここにいる魚は全て人に飼われている魚だからです。食うか食われるかの環境下で生きているアマゾン川の魚とは違います。

ではなぜ多くの外国人が30,000円もするツアーで訪れるのかというと、ある時間帯だけはピラルクが釣れる確率が50%に跳ね上がるからです。それは餌撒きの時間。AmazonBKKでは1日に2度、朝と夕方に小さな生魚を池にばら撒いて魚にスイッチを入れるということをしてくれます。バケツ一杯の魚が撒かれたと同時に魚に似せたルアーをキャストするだけで誰でも簡単に食わせることができるというわけ。ピラルクにこだわらないならこの時間帯はほぼ間違いなく何かしらの魚を釣ることができます。ラインブレイクやフックアウトなどのトラブルがあればまた別ですが。

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現地ガイド曰く、この餌撒きの時にピラルクが釣れる確率は「フィフティー、フィフティー」とのこと。実際に私も3回通ってようやく釣れましたから・・。レッドテールは比較的簡単というか、まず釣れると思います。皆さん本命はピラルクですので、慣れてくると「ナマズはもういいって~」と言いながら釣ってる日本人は結構いますよ(笑)

ぶっちゃけます。AmazonBKKはこの餌撒きタイムとその後1時間が勝負です!それ以外は全く釣れません。ハードルアーやスイムベイトを使っている人で餌撒き絡みの時間帯以外に釣っている人をみたことがありません・・。餌撒きの時にラインブレイクなどでミスってしまった場合、坊主だって十分に考えられます。この時だけは集中してミスのないように釣ってください。ただし例外があるようで、フライ(毛ばり)なら割と餌撒きと関係なく釣れるみたいです。大きなフライをキャストしてひたすら放置するという釣り方で餌撒きと関係なく1日に3匹のピラルクを釣っている人がいました。餌撒きタイム以外は絶対に釣れないというわけでもないと思うのですが、それほど渋い釣り場なんだという心構えで行かれたほうがメンタル的に楽でしょう。

AmazonBKKのピラルク釣りはゲームフィッシングを楽しむというものではなく、ユニバーサルスタジオのアトラクションに乗るような感覚で割り切ったほうがいいです。アマゾンの古代魚を釣りましょう!ではなく、アマゾンの古代魚と一緒に写真を撮りましょう!というイメージで臨んでください。せっかく目の前にピラルクが泳いでいるわけですから、「こんなの釣りじゃねー!」などという小さなプライドは捨てて是非このチャンスに乗っかってみてくださいね。

アマゾンレイクのピラルク

餌が撒かれたまさにその瞬間の釣り方

大きなバケツを積んだバイク(もしくは小さなトラック)が動き出したら餌撒きが始まる合図。バケツの周辺で待機してください。そして餌撒きが始まる前に必ずラインやフックの状態をチェックし、少しでも不安要素があれば新品に交換しておきます。これめちゃくちゃ重要。何度も言いますが、AmazonBKKでピラルクを釣りたいならこの餌撒きの時間に全力を尽くさなければなりません。ここでミスすれば一貫の終わりなのです。ラインブレイクはせっかくのチャンスを逃すだけでなく、ラインを結び直している時間が非常にもったいない。その間餌撒きを待ってはくれませんからね。そしてルアーは口の中に残ったままの魚に与えるダメージは大きいです。「ま、いっか」が命取り。

準備が整うとオーナーとスタッフが総出で池に餌を撒き始めます。すると間もなくピラルクがボコッ、ボコッと水面に浮いた餌を食べに来きます。水面がボコボコし始めたら餌の小魚に似せたブルーギル型のルアーをキャストしゆっくりデッドスローで巻いてください。このときボトムを巻くとレッドテールがかかる可能性が高いので、できるだけ表層を巻いたほうがピラルクが釣れるような気がします。魚種を問わないなら問題ありません。とにかく餌が撒かれたと同時にキャストを繰り返すだけで何かしらは絶対に食ってきます。あとは切られないように慎重にやりとりしましょう。ピラルクも引きますが大型レッドテールの引きはハンパじゃないです・・。

餌が撒かれてから1時間以内の釣り方

餌撒きが終わると水面のザワつきはおさまり何事もなかったかのように静まり返るのですが、運よく食い残された小魚たちが岸際(要は足元)に集まります。ピラルクはその小魚を食べるために岸際に集まってきて岸際でボコッボコッと出るようになります。なので餌撒きが終わってから1時間ぐらいは岸際ギリギリにキャストして岸に対して平行に巻くことをお勧めします。ルアーは3~4インチぐらいのスイムベイトがお勧め。岸際で死にかけている小魚をイメージして投げてみてください。私は過去にこの釣り方で2回ピラルクがかかったのですが、いずれもフックアウトで釣り上げることができませんでした。しかし食ってくることに間違いはないと思います。

もしくは、魚の形をしたリアルなワームをキャストしてリールのクラッチを切った状態でボトムで放置してみてください。強烈な臭いを発するものであればよりいいと思います。餌撒きから1時間は死んでボトムに沈んだ魚を探してナマズがウロウロしています。ルアーを下手に動かすより放置しておけば勝手に食ってくれることがありますよ。ラインが突然勢いよく走り出します。ただしこの方法で釣れるのはピラルクというよりレッドテールになります。

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